日本の子どもたち 事件・事故史 〜 学校のできごとを中心に 〜
武田 さち子 作成
西 暦 | 1945 | 1946 | 1947 | 1948 | 1949 | 1950 | 年表 | ホーム |
和 暦 | 昭和 20 |
昭和 21 |
昭和 22 |
昭和 23 |
昭和 24 |
昭和 25 |
年 | 月日 | 社会のできごと | 月日 | 子ども・青少年に かかわるできごと |
月日 | 学校・教育に かかわるできごと |
適用 |
1945(昭和20)年 | |||||||
1945 | 1/10 | 岐阜県・高山線飛騨金山駅-焼石駅間にある益田川第三鉄橋を下り列車が走行中、競合脱線を起こし、客車6両のうち2両目と3両目が脱線し、益田川に転落。 死者43名、負傷者56名 |
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1945 | 1/13 | 愛知県を中心に東海地方に大地震。死者1961人、家屋全壊5千余戸 【三河地震】 |
1/14 | 文部省が、都市の大学、高専、男子中等校は学生が宿直し、空襲から校舎を守るよう通達 | |||
1945 | 1/20 | 大本営、帝国陸海軍作戦計画大綱を決定 | |||||
1945 | 2/4 | ルーズベルト、チャーチル、スターリン、クリミヤ半島ヤルタで会談(−2/11)。対独戦後処理、ソ連の対日参戦などを決定 【ヤルタ会談】 |
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1945 | 2/17 | 愛知県・飯田線三河槙原駅-三河川合駅間を走行中の電車が、山腹から落下してきた巨大岩石の直撃を受け、2両編成の電車が脱線転覆し、三輪川に転落。 死者20名、負傷者23名 |
2/15 | イモ類増産隊の幹部養成のために、農業専門学校の学生を動員。訓練開始 | |||
1945 | 3/6 | 国民勤労動員令交付。 国民徴用令・国民勤労協力令・女子艇身勤労令・労務調整令・学校卒業者使用制限令の5勅令を廃止・統合 |
3/3 | 妊婦と乳幼児の寺院への集団疎開を開始 | |||
1945 | 3/9 | 334機のB29、東京を空襲(−3/10) 死者8万4000人、罹災者150人、焼失個数23万戸 |
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1945 | 3/14 | B29、大阪空襲、13万戸焼失。都市爆撃激化 | 3/14 | 東京、大阪、名古屋などの国民学校の授業を停止。学童疎開を徹底強化 | |||
1945 | 3/26 | 群馬県で、空腹に耐えかねた継母が病気の娘を殺して、その肉を食べる | 3/18 | 「決戦教育措置要綱」で、国民学校初等科以外の授業を4月から1年間停止 | |||
1945 | 3/26 | 米軍、沖縄の慶良間(けらま)諸島に上陸。 米国海軍軍政府布告発布 |
3/29 | 召集規則改正。 満17歳、18歳の青年は徴兵検査未済のまま召集を実施 |
3/27 | 神奈川県の兵器工場で、勤労動員学徒約500名が、職場卒業式 | |
1945 | 4/1 | 米軍、沖縄本島・読谷村海岸に上陸開始 | |||||
1945 | 4/7 | 九州南西洋上で、海上特攻隊戦艦「大和」および第二水雷戦隊が米艦載機の攻撃を受けて主力全滅。 沖縄突入作戦断念 |
4/6 | 大日本育英会が、戦災者の子弟に対し、優先的に学費を貸与すると発表 | |||
1945 | 4/15 | B29による空襲で、神奈川県日吉地区の慶應義塾大学工学部校舎が焼失 | |||||
1945 | 5/14 | 兵庫県豊岡市城崎町の円山川で、豊岡中学校の生徒ら数十人(中1-3)が乗った渡し舟が水没し、6人が死亡。 生徒らは、学徒動員で対岸の山に向かい、まきに使う木の切り出しを終え帰宅中だった。小舟は家路を急ぐ生徒らであふれ、バランスが崩れた |
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1945 | 5/7 | ドイツ、降伏 | 5/15 | 新聞配達挺身隊を男子学童から女子に切り替える | |||
1945 | 5/18 | 文部省が、工場などが罹災しても動員学徒は勝手に引き揚げてはならないと通達 | |||||
1945 | 5/22 | 戦時教育令公布。全学校と職場に学徒隊設置へ | |||||
1945 | 6/ | 沖縄で、米軍は10カ所に住民収容所を設置。 各収容所に、孤児院、養老院を設置。 収容児童1000人、老人400人 |
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1945 | 6/21 | アメリカ軍沖縄を占領。沖縄地上部隊全滅。 軍人軍属兵力死者約12万人、一般県民死者約17万人 |
6/19 | 沖縄島前線で、負傷兵看護の師範女子部と第一高女の生徒49人が集団自決。 6/23にかけて多数自決 |
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1945 | 6/22 | 戦時緊急措置法公布。 本土決戦に備え、内閣に独裁的権限を付与する全面的授権立法 |
6/23 | 国民義勇兵役法公布。 男子15歳−60歳、女子17歳−40歳に適用 |
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1945 | 6/30 | 秋田県花岡鉱山で強制労働中の中国人850人が収容所を脱走。 出動軍隊と数日間戦闘し、450人が虐殺される 【花岡鉱山事件】 |
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1945 | 7/16 | 米が世界初の原爆実験を実施 | |||||
1945 | 7/17 | チャーチル・トルーマン・スターリン、ポツダム会談開催 | |||||
1945 | 7/26 | 対日ポツダム宣言発表 | |||||
1945 | 8/6 | 広島に原爆投下。 年末までの死者推定14万人±1万人 |
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1945 | 8/8 | ソ連、日本に宣戦布告。 満州に進撃開始 |
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1945 | 8/9 | 長崎に原爆投下。 年末までの死者推定7万人±1万人 |
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1945 | 8/15 | 天皇、戦争終結の詔書を放送(玉音放送)、日本無条件降伏し、第2次世界大戦終結。 死者約310万人 |
8/ | 神奈川県横浜方面で女性と子どもの疎開が盛ん | 8/15 | 文部省が、「終戦の詔書」に関して訓令(教学の再建を要望) | |
1945 | 8/20 | 新宿マーケット開設。 闇市の原点 |
8/16 | 文部省が、動員学徒の解除、疎開学童の学校復帰を通達 | |||
1945 | 8/22 | 鹿児島県・肥薩線吉松駅-真幸駅間の山神第二トンネル内で、蒸気機関車牽引の上り列車が、粗悪石炭使用のため出力不足で勾配を登りきれず停止。 トンネル内に充満した煙に耐えきれなくなった乗客らが列車から降りて出口へ向かって歩いていた所へ列車が逆走し、多くの乗客が轢死。死者53名 |
8/22 | 東京都教育局が、中等学校動員生徒に、男は援農、女は家庭へ戻るよう各学校に通達 | |||
1945 | 8/24 | 東京・八高線の小宮−拝島間の多摩川鉄橋で、上り列車と下り列車が正面衝突し、客車が川に転落。 死者105人以上、負傷者67人 |
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1945 | 8/24 | 舞鶴湾で、「浮島丸」が機雷に触れ沈没。死者549人 | |||||
1945 | 8/26 | 特殊慰安施設協会(RAA)設立。 東京都内33カ所に1360人の慰安婦 |
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1945 | 8/28 | 東久邇首相が、「全国民総ざんげ」を言明 | 8/28 | 文部省が、おそくとも9月中旬から授業を再開するよう通達 | |||
1945 | 8/30 | 連合国最高司令官マッカーサーが厚木に到着。 連合国軍総司令部(GHQ)を設置 |
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1945 | 9/2 | 日本政府、「ミズリー号」上で降伏文書に調印 | 都市を中心に戦災孤児・家出浮浪児が激増 | 9/4 | 米軍の進駐により、神奈川県は女学校の休校を指示 | ||
1945 | 9/6 | 山梨県・中央線笹子駅で列車が暴走、激突事故。死者60人、負傷者91人。 機関車乗務員2名が居眠りし、ブレーキ操作が遅れたことが原因とされている | |||||
1945 | 9/7 | 沖縄の日本軍、公式に降伏文書に調印 | |||||
1945 | 9/10 | GHQ、言論及び新聞の自由に関する覚書、検閲開始 | |||||
1945 | 9/11 | GHQ、東条英機ら39人の逮捕を命令 | 9/15 | 文部省が「新日本建設ノ教育方針」を発表。 国体護持・平和国家建設・科学的思想力の養成を強調 |
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1945 | 9/17 | 西日本に枕崎台風来襲。死者2473人、不明1283人、負傷2452人、住家損壊8万9839戸、浸水27万388戸、船舶被害73隻 | 9/20 | 厚生省、戦災孤児等保護対策要綱を発表 | 9/20 | 文部省が中等学校以下の教科書から戦時教材等の省略削減について通達。教科書の墨塗りはじまる | |
1945 | 10/ | 疎開児童帰京。 捨て子増加 |
10/5 | 戦時教育令廃止 | |||
1945 | 10/7 | 大阪港を出港した関西汽船別府航路「室戸丸」(1257t)が、神戸市魚崎沖で機雷に触れて沈没。355人が死亡、227人重軽傷 | 10/8 | 東京の私立上野高等女学校の生徒らが、時運に逆行して自由を拒む学校に対し、校長一家の学校農園からの退去、生徒に作らせた農園収穫物の公正配布、戦時動員中生徒に配給された加配米・石鹸の分配状況の公表、校長副校長排斥と正しい先生の復帰などを要求してスト。 10/21 保護者らの説得で未解決のまま登校 |
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1945 | 10/9 | 兵庫県神戸市脇浜沖で、東京高等商船学校の航海訓練所練習船「大成丸」(2400t)が触雷に触れて沈没。実習生88人が死亡、69人が重軽傷 | |||||
1945 | 10/14 | 壱岐島沖で、「珠丸」が機雷に触れて沈没。 死者246人 |
10/13 | 東京都芝の米軍倉庫に不良仲間2人と侵入し、石けん、タバコ、食料品を盗んでいるところを発見され逃走した少年(15)が米軍守衛兵に射殺される | 10/13 | 文部省に教科書局を設置 | |
1945 | 10/22 | GHQ、日本の教育制度に対する管理政策に関する件を指令 | |||||
1945 | 10/24 | 国連憲章発効、国際連合成立 | 10/25 | 大阪府堺市の市立高等女学校で、4年生100余人が、服地配給の際の不正行為を理由に同盟休校 | |||
1945 | 10/29 | 政府、第1回宝くじ売り出す。1等は10万円 11/12 抽選 |
10/30 | GHQ、教員及び教育関係官の審査、不適格者の追放について指令 | |||
1945 | 11/1 | 全国人口調査実施。総人口7199万8104人。 女性の人口が、男性を420万人上回る。 東京は戦前の3分の1となる |
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1945 | 11/1 | 東京都日比谷公園で、餓死対策国民大会開催。 この頃、全国的食糧難で餓死者続出 |
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1945 | 11/2 | 日本社会党結成(書記長 片山哲)、新日本婦人同盟結成(会長:市川房江) | 11/3 | 東京女子大学友会結成。大学行政への参加などを要求。 同時期に発足の「都下学生連合会」にも参加 |
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1945 | 11/6 | GHQ、財閥解体を指令 | |||||
1945 | 11/6 | 広島県・尾道から四国今治への連絡船「第十東予丸」が強風で沈没。 死者行方不明371人 |
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1945 | 11/9 | 日本自由党結成(総裁 鳩山一郎) | |||||
1945 | 11/12 | 福岡県添田の二又トンネルで旧日本軍の火薬約532tを焼却処分中に爆発。147人死亡 | |||||
1945 | 11/18 | 兵庫県・神有電鉄の列車がブレーキの故障で転覆。48人死亡、158人負傷 | |||||
1945 | 11/24 | 奈良公園で、進駐軍・米兵2人が、日本人2人を刺殺。 1946/1/11 大阪で行われた軍法会議で死刑判決 |
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1945 | 11/25 | 仏・パリで世界婦人会議。 41カ国参加 |
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1945 | 12/ 1 | 東京・神田の教育会館で、全日本教員組合結成大会開催 | |||||
1945 | 12/9 | 明石沖で、「せきれい丸」が沈没。死者304人 | 12/6 | 野菜泥棒の母娘を感電死させた電器商に懲役2年の判決 | 12/4 | 文部省、女子教育刷新要綱発表。 大学、専門学校の男女共学を認める |
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1945 | 12/15 | 東京・上野駅地下道の浮浪者2500人を一斉収容。 「狩り込み」と称し、以後繰り返し実施 |
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1945 | 12/15 | 生活困窮者緊急生活援護要綱が、閣議決定される。 1946/4/ 実施 |
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1945 | 12/15 | GHQ、神道指令で、政教分離を指示。 神道への政府の保証・支援を禁止 |
12/19 | 満員電車で母親に背負われた赤ちゃんが死亡。 母親が過失致死罪に問われる |
12/15 | GHQ、神道の国家からの分離、公立学校で神道教育廃止、天皇の絶対性否認等に関する覚書 | |
1945 | 12/18 | 大阪府寝屋川市の寝屋川工場経営者一家6人撲殺される。 1946/2/12 従業員の正井幸太郎(30)を逮捕。 1947/12/17 大阪地裁で死刑判決。 1978/12/15 死刑執行 |
12/19 | 戦争中予科練にいた少年(17)が復員後、職を転々とし、不良少年(19)とともに少年をナイフで脅して金やオーバー、短靴などを奪っていたとして、逮捕される | |||
1945 | 12/20 | 岩手県で、母親が厳寒の北上川へ4人の子どもを投げ込み、心中しようとして助けられる。 父は出征して未帰還。戦災保護法などで支給された手当がイカ一ぱいが買える程度の金額だったことが知られた |
12/31 | GHQ、修身、日本の歴史及び地理の停止と教科書回収に関して指令 | |||
1946(昭和21)年 | |||||||
1946 | 1/1 | 天皇、神格化を否定する詔書(人間宣言) | |||||
1946 | 1/4 | GHQ、軍国主義者等の公職追放を指令 | 1/10 | 静岡県で、県立中学校の4年生(17)と3年生(16)が、下級生15人を集めて、倉庫荒らしや野菜畑荒らしをし逮捕。生徒たちは盗品の白米、醤油、甘藷などの食料品を均等に分配していた | |||
1946 | 1/21 | GHQ、公娼制度廃止を命令 | 1/21 | 東京で少年船員を主犯に少年(18)ばかりの5人グループが、船舶運営会事務所から部長印を盗み出し、外地からの引揚者下船証明証を偽造。横浜や東京近郊の食糧営団から外食券約1万3000食を搾取。盛り場などで1食券を5円から10円で売りさばいていた | |||
1946 | 1/29 | 沖縄、小笠原諸島などで日本の行政権停止 | |||||
1946 | 1/30 | 日本ジャーナリスト連盟設立 | |||||
1946 | 2/5 | 帝大総長会議で、南原東大総長が、「女性にも大学の門戸を開く」と語る | |||||
1946 | 2/17 | 金融緊急措置令施行。 預貯金封鎖 |
2/12 | 文部省、修身・国史・地理の教科書の回収について通達 | |||
1946 | 2/17 | 食糧緊急措置令公布 | 2/15 | 政府、緊急就学対策要綱決定 | |||
1946 | 2/19 | 部落解放全国委員会結成 | 2/21 | 文部省、「昭和21年度大学入学者選抜要領」を通達。 女子及び専門学校卒業者の大学入学資格を認める |
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1946 | 2/28 | 公職追放令公布 | 2/23 | 中等学校5年制、高等学校3年制を復活 | |||
1946 | 3/1 | 労働組合法施行 | 3/1 | 遊廓が特殊喫茶として再開。この頃より、街娼婦の手先として浮浪児の客引き出現 | |||
1946 | 3/3 | 物価統制令 | |||||
1946 | 3/5 | 元英首相チャーチル、米のフルトンで「鉄のカーテン」演説(冷戦の始まり) | 3/5 | 第一次アメリカ教育使節団来日 | |||
1946 | 3/7 | 外食券偽造犯7人逮捕。都内で数万枚の偽造外食券を発見 | 3/10 | 東京で中学生(17)が製図用紙に鉛筆とインクで13枚の百円札を偽造し、駅の売店でアメ、ミカンなど10円の品物を買い、釣り銭を手にしていた。 少年の家庭は中流以上だったが、小遣いでは買えないラジオ受信機欲しさに犯行を思い立ったと自供 |
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1946 | 3/14 | 東京都渋谷区千駄ケ谷の自宅で歌舞伎俳優の12代目・片岡仁左衛門さん(65)と妻・登志子さん(26)、三男(2)、お手伝いの榊田はるさん(69)、岸本まき子さん(12)の5人が薪割りでメッタ打ちにされ惨殺される。 まき子さんの実兄で、座付見習作者として同居していた飯田利明(22)を逮捕。 無期懲役刑。 後に「食べ物の恨みと言えば減刑されると言われて嘘をついた」との手紙が遺族に郵送される |
3/15 | 東京で、3/15、4/9、4/22と連続してデート中のカップルが襲われ、金銭を強奪。女性3人が殺害される。 5/3 元工員の少年(19)を逮捕 |
3/ | 山形県の県立楯岡高等女学校の生徒が自治会を結成し、教師に米の二重受配などの不正疑惑の釈明を求めてストライキ | |
1946 | 3/30 | 東京・南多摩郡で、団子を食べた母と息子が激しい下痢をし、死亡。 4/7 てんぷらを食べた妻と同居人が死亡。 闇市で買ってきたメリケン粉に青酸カリが含まれていた |
3/19 | 大阪で、女子学生5人組(17-18)の強盗団を逮捕。 路上で女子学生相手に強盗を繰返し、映画観賞などの遊びに使っていた |
3/27 | 秋田県平鹿郡の中学校の卒業式のあと、空地で男子生徒(中4)ら20人以上が卒業生5人を呼び出し、内1人(中5・17)の心臓をナイフで刺して殺害。 刺した男子生徒(中4・18)は自宅でネコイラズを飲んで自殺を図ったが命を取りとめた。 5年生の半数は予科練などの軍隊帰りで、下級生に対して軍隊調の制裁を日頃から加えていた。この日の卒業式でも棍棒で別れのビンタをしたため、恨んだ4年生らが仕返ししようとしていた。5年生たちは学校外でも暴力事件を繰り返したり、煙草も吸っていたが、軍隊帰りということで、教師も放置していた |
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1946 | 4/7 | 沖縄陸軍病院第三外科が置かれた壕の跡に、ひめゆりの塔建立 | |||||
1946 | 4/7 | 米国教育使節団が報告書を発表。6・3・3・4制、教育の民主化・分権化勧告 | |||||
1946 | 4/10 | 戦後、第1回総選挙。 最初の女性参政権行使 |
4/8 | 国民学校、最後の入学式 | |||
1946 | 4/14 | 福岡県中間町で、炭鉱寮長一家6人が惨殺される。 独身寮に住む大阪出身の辻隆二(21)を逮捕。 博打による借金があった。 7/8 福岡地裁飯塚支部で死刑判決。 11/ 福岡高裁で控訴棄却。 1947/ 死刑執行 |
4/15 | 厚生省社会局、「浮浪児その他の児童保護等の応急措置実施に関する件」を発表 | 4/ | 茨城県の土浦高等女学校で、民主化闘争。教職員により卒業式・入学試験などを管理 | |
1946 | 4/16 | 東京都葛飾区で、母の葬式の日に父親(62)が内緒で飲み食いしているのを見た息子(24)が、口論の末殺害。普段から親子仲が悪かった | 4/ | 東京の綾瀬高等女学校で、校長一家の経営への不満から、校長・教頭を追放し、500名の全生徒と13名の全教員とで学校を学校自主管理。 5/2 校長辞任で収拾 |
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1946 | 4/24 | 沖縄民政府発足 | |||||
1946 | 5/1 | メーデー11年ぶりに復活。第17回。参加50万人 | 5/ | 文部省、「新教育指針」第一分冊発行・配布 | |||
1946 | 5/3 | 極東国際軍事裁判(東京裁判)開廷 | 5/3 | 全日本教員組合(全教)、第一回全国大会開催(組合員11万7千人)。 後に、教員組合全国連盟(教全連)と全日本教員組合協議会(全教協)に分裂 |
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1946 | 5/4 | 栃木県日光町で、一家6人心中事件。後に、強盗放火事件と判明。 1957/7/22 宇都宮地裁で、犯人の朴烈根と崔基業に死刑判決。 1959/1/28 東京高裁で控訴棄却。 1960/6/10 最高裁で上告棄却。 1974/6/6 死刑執行 |
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1946 | 5/ | 広島・長崎に白血病患者ではじめる | 5/7 | 教職員の除去、就職禁止及復職等の件(教職追放令)公布。 教員適格審査委員会設置 |
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1946 | 5/9 | 長野県市田村で、一家7人を斧で殺害し、玄米4俵を奪われる | |||||
1946 | 5/12 | 東京都世田谷で、「米よこせ区民大会」デモ | 5/17 | 東京都教育労働組合婦人部結成 | |||
1946 | 5/19 | 皇居前広場で25万人が食糧メーデーに参加。 9/22 「朕はタラフク食ってるぞ、ナンジ人民飢えて死ね」のプラカードに不敬罪として起訴。 11/2 名誉毀損で有罪 |
5/27 | 東京で、継母から「野菜をとってこなければ食べさせない」と言われ、風呂敷包みと電車賃を渡されて盗みを強要された国民学校の6年生(13)と4年生(11)が、菜園から野菜を盗ろうとして捕まる | 5/19 | 東京6大学野球復活 | |
1946 | 5/29 | 兵庫県尼崎市水堂で、男児(9)が武庫川で拾ってきた小型爆弾が爆発。男児を含む子ども3人が死亡、7人が重軽傷 | |||||
1946 | 6/ | 1カ月間に保護された「浮浪児」数3183人。「少年教護院」(全国に50カ所)に収用されている子ども2661人 | 6/1 | GHQ、看護婦学校開校を発表 | |||
1946 | 6/10 | 東京・新橋のヤミ市のボス・松田組組長射殺事件 | 6/10 | 兵庫県の山陽本線明石駅付近で、夜間に信号燈の青を赤に切り替え、青が出るまでの3分間に積み荷の日用品を抜き取る事件が頻発。 福井生まれの少年(17)をリーダーとし、国鉄従業員を含む6人が逮捕される |
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1946 | 6/19 | 麻薬取締規則交付 | 6/16 | 4年ぶりに、早慶戦野球復活 | |||
1946 | 6/25 | 東京都の主食糧欠配30日に | 6/25 | 東京都立川市の民家に「今夜お目にかかる、用意しておけ、共産党ルパン団長」と書いた脅迫状が出された事件で、近所に住む国民学校6年生の少年(13)が逮捕される。少年は成績がよく副級長で、とくに探偵小説のファンだった。大人が驚くだろうと好奇心からのいたずらだったと話した | |||
1946 | 6/29 | GHQ、地理の授業再開を許可 | |||||
1946 | 7/1 | 米、南太平洋ビキニ環礁で、記者団公開の原爆実験 | 7/ | 戦災孤児に家出も加わり、家なき子増加 | 7/ | 大阪で、子どものヤミ市への出入りを防ぐため「夏休みも学校を」という母の会の願いで、水曜日以外は授業を続行 | |
1946 | 7/1 | ラジオで「尋ね人」の放送開始。 1962/3/31 終了 |
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1946 | 7/6 | 大日本帝国を「日本国」と改称 | |||||
1946 | 7/9 | 厚生省、日本脳炎を法定伝染病に指定 | 7/9 | 長野県平村の山小屋で、2人組の米泥棒(24・21)が登山客の東京医大の学生5人を襲撃。米1斗と缶詰、リュックなど身ぐるみ奪う。2人死亡。3人重傷。 11/28 長野地裁で死刑判決 |
7/14 | 文部省が食糧事情を理由に、本年度の健康優良児表彰中止を発表 | |
1946 | 7/19 | 慶応大学、早稲田大学など東京26校学生が自治権確立学生大会を開く 【渋谷事件】 |
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1946 | 7/20 | 国民学校の旧教科書使用禁止 | |||||
1946 | 7/21 | 東京都杉並区で、農業・男が、かぼちゃを盗みにきた女性を棍棒で撲殺 | 7/21 | 日本教育者組合全国大会 | |||
1946 | 8/1 | 全国一斉に、闇市取り締まり | |||||
1946 | 8/ | 前年冬から露天でメチルアルコールが飲用に販売されて、中毒による死者・失明者が続出 | 8/3 | GHQ、教職員追放令を発する | |||
1946 | 8/9 | 第1回国民体育夏季大会開催 | |||||
1946 | 8/11 | 大阪拘置所で、115人が集団脱走 | 8/ | 学生野球指導委員会結成 | |||
1946 | 8/20 | 連続婦女暴行殺人犯・小平義雄(42)を逮捕。 1945/5−1946/8 計10件(はっきり認めたのは7件)の犯行。これ以外にも約30件の強姦を認める。「強盗強姦は日本軍隊につきもの」と発言。 1948/11 最高裁で死刑決定。 1949/10/5 宮城刑務所で刑執行 【小平事件】 |
8/ | 少年非行が増加 | 8/15 | 全国中等学校野球大会が西宮で復活。 8/21 浪華商業優勝 |
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1946 | 8/22 | 特殊会社整理委員会発足。財閥の解体措置、本格開始。 | 8/24 | 岩手県盛岡で、雑貨商の長男・義昭くん(14)が、電話で呼びだされたまま行方不明。誘拐犯(46)は、浮浪者を使って身代金5万円を要求。母親を東京まで呼びだしたが失敗。 浮浪者の線から犯人逮捕。 10/4 自供により、盛岡市郊外で遺体発見。 仙台高裁で無期懲役確定 |
8/ | 教育刷新委員会官制公布。 米国教育使節団に協力するために、日本側教育委員会を結成し、「教育刷新委員会」を設置 |
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1946 | 8/28 | 全国一斉街娼取締り。 売春婦、戦災孤児、街にあふれる |
8/25 | 富山県館山で、母親から養育を頼まれた叔父2人が、「あまりの不良性」に思いあまって、石川銀次さん(18)を殺害。 集落民は、全員の血判を押して、事件のことを他言しないと誓ったが、翌年、集落会長の配給ごまかしを機に仲間割れをし、事件発覚 |
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1946 | 8/30 | 国民医療法施行令改正。 医師・歯科医師のインターン制度および国家試験制度採用 11/28 第1回医師国家試験 |
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1946 | 9/5 | 文部省、「くにのあゆみ」(国定教科書)上下刊行 | |||||
1946 | 9/9 | 生活保護法公布。 10/1 施行 |
9/10 | 東京で、私立商業2年生の少年(16)が、いつもかわいがってくれる隣家の歯科医夫婦を映画に誘い出し、自分だけこっそり戻って、歯科医師宅に侵入。留守番中の義母(70)を殺害し、衣類30数点3万円相当を盗んだ。小遣いほしさの犯行と自供 | 9/10 | GHQの要請で、内閣総理大臣直属の教育刷新委員会設置 1949/6/ 「教育刷新審議会」と改称 1952/6/ 廃止 |
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1946 | 9/17 | 住友財閥の娘・住友邦子さん(12)が誘拐される。 9/23 初の公開捜査により犯人・樋口芳男(22)逮捕。邦子さんを無事保護。 この頃、女子の誘拐事件多発。 営利誘拐罪で懲役10年の判決。恩赦で2度にわたり減刑。 1954/1/ 29歳で仮釈放 |
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1946 | 9/19 | 「主要地方浮浪児等保護要項」発表 | |||||
1946 | 9/27 | 労働関係調整法公布。 10/13 施行 |
9/25 | 島根県中西村(現益田市)で、自宅通学のために浜田中学校から転校させられたことに腹を立てた県立益田農林学校生徒の三男(14)が、6月に復員してきたばかりの元陸軍少佐の父親・岡崎梅次郎さん(48)を就寝中にナタで殺害 | |||
1946 | 9/28 | 地代家賃統制令公布。 10/1 施行 |
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1946 | 10/6 | 東京都田園調布で、元区会議員の息子で慶応大学の佛木弘行さん(大2・20)が、女友達と共謀して、うどん粉をモルヒネと称して友人に売ろうとしたところ、話を聞きつけ自宅に訪ねてきた元成城高校生・魏俊彦(21)、東京医大生(大1・19)、成城高校生(高1・19)に拳銃で殺害される。皆、良家の子弟だったが、ダンスホールや喫茶店通いで遊ぶ金に困っており、拳銃で脅して巻き上げようとした | 10/8 | 文部省、教育勅語の奉読廃止を通達 | |||
1946 | 10/9 | 文部省が、男女共学実施を指示 | |||||
1946 | 10/21 | 農地調整法改正・自作農創設特別措置法各公布(第2次農地改革) | 10/12 | 日本史の授業、スミぬり教科書で再開 | |||
1946 | 11/3 | 日本国憲法公布。 1947/5/3 施行 |
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1946 | 11/4 | ユネスコ(国連教育科学文化機関)発足 | |||||
1946 | 11/16 | 「当用漢字」「現代かなづかい」を告示(内閣訓令) | |||||
1946 | 11/20 | 日本商工会議所発足 | 11/23 | 就職で釣って、少年50人を売り飛ばした男を検挙 | |||
1946 | 12/5 | 北海道函館に、樺太引き揚げ第1船入港 | 12/3 | 東京で、ピアニストを目指して上京した音楽学校師範科の女子生徒(19)が下宿の家から3日間にわたって衣服など約3千円相当を盗み出し、生活費に当てていた。女子生徒は、兄から400円、姉から100円の仕送りを受けていた | 12/1 | 教員待遇改善全国父兄大会開催 | |
1946 | 12/8 | 京都府舞鶴に、シベリア引き揚げ船第1船入港 | 12/13 | 女子医専で、校長の独裁に反対して学園騒動 | |||
1946 | 12/19 | 仏軍、ベトナム軍攻撃。 第1次インドシナ戦争開始 |
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1946 | 12/21 | 近畿・四国地方中心に大地震。東海から九州にかけて被害発生。死者1330人、全半壊2万戸 【南海道大地震】 |
12/23 | 東京で、13人の少年を手先とする泥棒団の首謀少年(15)が捕まった。少年らは都内から群馬の方にも足を伸ばし、計130回、総額約300万円にのぼる盗みを働いていた。盗んだ金で全国の温泉を遊び回り、熱海で芸者に6万円を叩きつけるなど派手な遊びに興じていた | 12/21 | 日本学生野球協会結成。「学生野球基準要項」制定 | |
1946 | 12/24 | 東京都目黒区の私立女学校教諭(21)が元同僚の女性宅に風呂敷に包んだ生まれたての赤ん坊の死体を届けた。元同僚の甥の明大専門部生(18)との子どもで処理に困り届けたとの手紙が添えられていた。女はその甥に学資を貢いでいた | 12/27 | 文部省、義務教育9年制、6・3・3・4教育体制発表 | |||
1947(昭和22)年 | |||||||
1947 | 1/4 | 公職追放令、経済・言論界等20万人 | 1/ | 出生267万人8792人、出生率3.43で、昭和最高のベビーブーム | 1/ | 文部省、新学制の教育課程の要綱を発表 | |
1947 | 1/16 | 内閣法・新皇室典範公布 | 1/10 | 東京で、大工の少年(19)が、友人が最近冷たくなったとして、友人宅の台所に忍び込み、釜の中にネコイラズを投げ込んで一家を毒殺しようとした。 変な味がしたため、食べずに無事 |
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1947 | 1/18 | 全官公庁労組共闘委員会(260万人)、 2/1午前0時より無期限スト突入を宣言 |
1/20 | 東京都の国民学校で、ララ(アジア救済連盟)物資で学校給食開始。 副食のみ。週2〜3回実施。 1食約10円を保護者が負担 |
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1947 | 1/21 | 社会不安をあおる新興宗教・璽光尊、教祖と信者の双葉山ら逮捕 | |||||
1947 | 1/31 | GHQ、2.1ゼネスト中止を命令 | |||||
1947 | 2/10 | パリ和平条約調印 | 2/10 | 東京で、親の使いで露店に来た子どもに狙いをつけ、「もっといい物を買ってやる」と言って金をだまし取っていた少年(13)が逮捕される。18件、2千円を稼いでいたが、この手口を教えた少年(15)に金は巻き上げられ、チョコレートを買ってもらっただけだった | 2/15 | 高校の男女共学決定 | |
1947 | 2/25 | 八高線の埼玉県高麗川駅付近の下りこう配でブレーキが故障して、買い出しの人を満載した列車4輌転覆。184人死亡。497余人が重軽傷。 乗務員は事故に気づかず、2輌を引いて高麗川駅に到着 |
2/ | 文部省、学習指導要領に準拠して教科書検定を行うと告示 | |||
1947 | 3/4 | 東京都豊島区の主婦・山田キヨ(39)が、天理教を熱心に信仰するが、娘(14)のヒステリーが治らないことを気に病み絞殺、鉄道に飛び込み自殺 | 3/ | 文部省、教科書検定の規定、検定基準等を決定 | |||
1947 | 3/ | 厚生省のなかに児童局開設 | 3/ | 文部省、学習指導要領一般編(試案)を発行。 社会科の新設(小、中)、男女共修の家庭科の新設(小)、自由研究の設置、選択教科制と単位制の採用(高)、職業科の設置 |
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1947 | 3/12 | 米・トルーマン大統領、議会特別会議で、共産主義の脅威について演説。 米ソ冷戦の始まり |
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1947 | 3/30 | 全国選抜中等学校野球大会復活(甲子園)。 4/7 徳島商業優勝 |
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1947 | 3/31 | 教育基本法・学校教育法公布(6・3・3・4制、男女共学を規定)。 1947/4/1 施行 |
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1947 | 4/1 | 町内会・部落会・隣組廃止 | 4/1 | 新学制による小学校・中学校スタート | |||
1947 | 4/7 | 労働基準法公布。 9/1 施行 |
4/ | 当用漢字・現代かなづかいの国定教科書の使用開始 | |||
1947 | 4/16 | 裁判所法公布 | |||||
1947 | 4/17 | 地方自治法公布 | |||||
1947 | 4/20 | 第1回参議院選挙 | |||||
1947 | 4/30 | 国会法公布 | 戦災孤児、浮浪児12万3500人 | 4/25 | 小学校でローマ字教育開始 | ||
1947 | 5/2 | 外国人登録令。 台湾人、朝鮮人を外国人とみなし、登録を義務づける |
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1947 | 5/3 | 日本国憲法施行 | |||||
1947 | 5/3 | 宮城広場で新憲法記念式典。この時点から国会、最高裁判所、首相官邸、宮城での国旗掲揚の自由がGHQに許可される | 5/23 | 東京都北区西ヶ原の高齢女性を京大哲学科学生の田沢栖雄が、絞殺し、トランク1個と衣類数点を強奪。 後に法廷で、「認識と実践、知識と実行とは必ずしも一致しない、自分の行為を意識しない瞬間もある」と自らの殺人哲学を開陳 |
5/15 | 小・中学校の教育課程に家庭科登場 | |
1947 | 6/ | ラジオニュースで、日米混血児第1号の誕生が報じられる | 6/3 | 文部省が、学校での宮城遥拝、天皇陛下万歳、天皇の神格化表現等の停止を通達 | |||
1947 | 6/8 | 日本教職員組合(日教組)結成 | |||||
1947 | 6/18 | 愛知県名古屋市郊外で、少年(18)をリーダーとする愚連隊5人が、女性宅に押し入り、2人(50・51)を殺害。 1947/9/4 2人に死刑判決。 1949/ 恩赦で減刑。その後も2度減刑される |
6/11 | 恵まれぬ環境から上野で新聞売りをしていた少女が、不良から何度か金を取り上げられ、教わったサギの手口を使って、日本橋の小学校で子ども4人から給食費45円入りの袋を「預かりましょう」と言って取り上げた。更に1人の児童に「先生が待っているから」と言って連れ出し、服を脱がせて盗ろうとしているところを発見され、捕まった | |||
1947 | 6/21 | 第1回兵庫県女子中学ソフトボール大会開催。女子学校24校が出場 | |||||
1947 | 7/1 | 公正取引委員会発足 | 7/1 | 東京の国電に婦人と子ども専用車登場 | 7/3 | 東京・明治神宮外苑絵画館前の広場で、2つの中学校の3年生の生徒17人が、鉄棒を持って乱闘。前日に同じ場所で、タバコをたかられ因縁をつけられた仕返しに呼びだしてけんかしたもの | |
1947 | 7/10 | 風俗営業取締法公布 | |||||
1947 | 7/13 | 優生保護法公布、人工妊娠中絶の条件緩和 | 7/12 | 東京で、パンツ1枚になって路上に立ち、「追い剥ぎにやられた」と言って同情サギを働いていた群馬県出身の少女(19)が逮捕される。少女はこれまでも、「電車賃をすられた」と駅員を騙したり、同情をかって泊めてもらった家から衣類を盗んだり、ホテルの女中になってお目見え泥棒をしていた | 7/12 | 東京で、級友から集めた美術展見学費1200円を省線電車内ですられてしまった女学校3年生の級長の少女(16)が、近づいてきた不良2人に金を立て替えてもらったが、この借金を種に脅され、仲間に引き込まれた。洗濯屋から冬物衣料一揃いをだまし取ろうとして捕まる | |
1947 | 7/15 | GHQ、新聞の事前検閲廃止 | |||||
1947 | 7/20 | 国民の祝日に関する法律公布 | 7/20 | 東京で、少年(小4・13)が、飲食店の主人が外出するのを見計らって店内に入り、留守番をしていた児童(7)に「休ませておくれ」と声をかけ、調理台の下から4万円入りのカバンを盗んで逃走。少年は継母と2人暮らし。亡くなった父親の遺産で生活に不自由はなかったが、盗癖があった | |||
1947 | 7/22 | 日本産児制限連盟発足 | |||||
1947 | 7/31 | 神奈川県で、有名な宗教家の三女(18)が、逓信省職員や婦人記者と偽って、「服地の世話をする」「児童の運動着の世話をする」と偽って、手付け金を搾取。10件、約1万6千円を稼いでいた。2月までは逓信省の給仕をしていたが家財を持ち出して売り払い、身なりを飾り立てていたため、姉弟からつまはじきにされていた | |||||
1947 | 8/4 | 最高裁判所発足 | 8/2 | 文部省、小中学校児童生徒用副読本として「あたらしい憲法のはなし」を頒布 | |||
1947 | 8/10 | 東京の主食の遅配、平均25.4日 | |||||
1947 | 8/14 | パキスタン独立 | 8/13 | 東京都の都立中学校で、男子生徒2人(中3・16)が喫煙で教師に見つかった。1人が罪をかぶって級友に恩にきせ、「俺には吉祥寺に親分がいる」と脅し、数回にわたって8400円とタバコなどを強要。 脅された生徒はその都度、衣類などを家から持ち出して手渡していた |
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1947 | 8/15 | インド独立 | 8/ | 捨て子増加。警視庁に毎日、平均1人 | |||
1947 | 8/25 | 文部省、初の社会科教科書、小学校6年生用「土地と人間」発行。 9/2 社会科授業開始 |
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1947 | 9/1 | 労働省発足 | |||||
1947 | 9/14 | キャスリーン台風来襲。 関東地方に大水害。 利根川が決壊し死者行方不明2千人、家屋全壊流失約6千戸 |
9/11 | 文部省、検定教科書制度の実施を発表 | |||
1947 | 9/18 | 大阪府高槻市に住む少年(17)が、キャバレーダンサー(33)を暴行しようとして騒がれ短刀で刺殺。 少年は10数件にわたる婦女暴行、2件の殺人を犯していた |
9/22 | 文部省が、通信教育認定規定を公布 | |||
1947 | 10/1 | 政府、帝国大學の名称を廃止。国立総合大学と改め、校名変更 | |||||
1947 | 10/11 | 東京地裁の山口良忠判事(37)、配給生活を守りヤミ米を拒否して、栄養失調で死亡。 死の直前の日記に「食糧統制法は悪法であるが、法律としてある以上、これに従わねばならない」と書いていた |
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1947 | 10/21 | 国家公務員法公布。 10/21 一部施行。 1948/7/1 全面施行 |
10/ | 登校時を狙って児童・園児から弁当を奪う少年が激増 | |||
1947 | 10/26 | 改正刑法公布(不敬罪、姦通罪廃止)。 11/15 施行 |
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1947 | 10/27 | 国家賠償法公布 | |||||
1947 | 11/6 | 東京都多摩川畔で、集団見合い大会開催。386人参加 | 11/1 | 女子年少者労働基準規則施行 | |||
1947 | 11/8 | 道路交通取締法公布 | 11/4 | 神宮球場で行なわれた読売巨人軍の創立15周年記念大会に少年ファン5千人が開門と同時に殺到。2人が死亡、30人余が重軽傷を負う | |||
1947 | 11/19 | 農業協同組合法、農業団体整理法各公布 | |||||
1947 | 11/25 | 第1回共同募金開始。 1948年より「赤い羽根」使用 |
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1947 | 11/30 | 職業安定法公布 | |||||
1947 | 12/1 | 百万円宝くじを発売 | |||||
1947 | 12/2 | 福島県熱海町の開拓地で、入植者一家6人殺傷事件 | |||||
1947 | 12/10 | 国連総会、世界人権宣言採択 | 12/12 | 児童福祉法公布 1948/4/1 全面実施 |
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1947 | 12/17 | 警察法公布 |
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1947 | 12/22 | 改正民法公布(結婚・離婚の自由と平等、財産の均分相続、家制度廃止など) 1948/1/1 施行 |
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1948(昭和23)年 | |||||||
1948 | 1/1 | 戸籍法施行 | 1/ | 高等学校設置基準制定 | |||
1948 | 1/1 | 家事審判所(家庭裁判所の前身)、全国277ヵ所に開設。 民法改正に伴い家庭に関する事件を解決するため |
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1948 | 1/15 | 東京都新宿区の寿産院で、会長・石川みゆき(52)と、夫・猛(55)が、子育てに困っている親から5千円〜1万円をもらって子どもをもらい、1944年以来、103人の乳幼児を餓死や病死させ、養育費と乳児への配給品を着服していたことが判明。 1952/4/ 東京高裁でみゆきに懲役4年、猛に2年、共犯の助手(25)に無罪判決の判決 【寿産院事件】 |
1/13 | 東京の松陰高等女学校の生徒が、教師の解雇撤回を要求してスト突入。 2/17 要求貫徹 |
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1948 | 1/26 | 東京都豊島区の帝国銀行椎名町支店で、赤痢予防と称して銀行員16人に青酸カリを飲ませ12人を毒殺、現金16万4千円と小切手1万7千円を強奪。 8/21 容疑者・画家の平沢貞通(47)を逮捕。逮捕後自白したが起訴後に否認。 1955/ 最高裁で死刑確定。 1987/5/ 八王子医療刑務所で肺炎を悪化させ獄死 【帝銀事件】 |
1/24 | 文部省、在日朝鮮人児童の日本人学校への就学等を通達。 朝鮮人学校設立は承認せず |
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1948 | 1/30 | インドの独立の父・ガンジー(80)が極右ヒンズー教徒に暗殺される | |||||
1948 | 2/1 | 神奈川県大磯に沢田美喜さんが、混血児の救済施設「エリザベス・サンダース・ホーム」を開設 | 2/ | 文部省、教科用図書検定要領告示 | |||
1948 | 2/4 | セイロン独立 | 2/2 | 東京の省線の満員電車の中でスリをしていた少年4人(16-17)を逮捕。 4人は昨年暮れ、仙台、福島、大阪からそれぞれ上京。上野の地下道で知り合い、一番儲かるのはスリとして集団で行っていた。少年のうち2人は、腕に「御意見無用」「男一代」と入れ墨をしていた |
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1948 | 2/10 | 1984年度官立高等・専門学校進学適性検査(進適)を全国一斉実施。 1954年度まで、新制大学進学希望者にも一斉実施 |
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1948 | 2/16 | 内閣、当用漢字として、義務教育漢字881字を訓令・告示 | |||||
1948 | 2/25 | 沖縄の第一次日本留学生出発 | |||||
1948 | 2/25 | 長野県の松本工業高校の男子生徒(高3・18)が、夜、教師に実験室の毒薬を入れた饅頭を贈り、学校に放火して焼失させた。 教師は饅頭の味がおかしかったため食べずに無事。 この少年は昨年窃盗罪で不起訴になっていた。「下級生までが自分を泥棒呼ばわりしたので、学校全体がのろわしくなりやった」と自供 |
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1948 | 3/ | 文部省、「保育要領」(試案)発行 | |||||
1948 | 3/ | 本読みたさから、子どもの万引きが激増 | |||||
1948 | 3/25 | 中国・北京で、川島芳子(40)、スパイ容疑により銃殺刑 | 3/20 | 神奈川県鎌倉市で、犯罪雑誌ファンの少年(16)が、たまたま遊びに来ていた隣家の幼女(3)を見て、どうしたら犯行が判らずにすむか実験しようと思い絞殺。裸にしてメッタ切りにし、背中にナイフで「マタコロスナマイケナオンナメ」と彫って、物置に死体を放り込んだ | 3/25 | 文部省、新制女子大学を認可 | |
3/30 | 新潟県で、漂流機雷が爆発し、学童63人が死亡 | ||||||
1948 | 3/31 | 大阪府の近鉄奈良線で、急行電車が生駒トンネルを走行中にブレーキが効かなくなり下り坂を加速・暴走。河内花園駅を発車しかけていた普通電車に追突。 死者49人、負傷者272人 |
3/31 | 米軍政部、山口県で朝鮮人学校に閉鎖命令(兵庫、大阪、東京などでも同様命令)。 文部省と在日朝鮮人連盟は、私立学校とすることで妥協 |
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1948 | 4/1 | ソ連、ベルリン封鎖開始 | |||||
1948 | 4/2 | 北海道音江町で一家8人が強盗に殺害される | 4/1 | 新学制による高等学校(全日制・定時制)発足 | |||
1948 | 4/4 | GHQ、祝祭日の国旗掲揚の許可を通告 | 4/1 | 中等野球は高校野球に改称 | |||
1948 | 4/5 | 浜松事件。朝鮮人と日本人ヤクザの抗争で3人死亡 |
4/9 | 生活苦から息子が窃盗。 警察官の父親が家族を殺し、自らも井戸へ投身自殺 |
4/ | 文部省、教科用図書検定規則改定 | |
1948 | 4/12 | 東京で泥棒親子逮捕。母親(39)が命令した家を三男(17)が調べ、弟2人(15、11)が盗み、母親が盗品を売りさばくという連携プレーで、2か月間に約10万円を稼いでいた。五男(11)は、「良いものを盗ってくると、お母ちゃんが小遣いをたくさんくれるんだい」と話していた | 4/11 | 滋賀県で、住宅難のため学校の物置で自炊していた校長が、栄養失調で死亡 | |||
1948 | 4/20 | 文部省が、東京都の朝鮮人学校14校に学校閉鎖命令 | |||||
1948 | 4/25 | 兵庫県神戸市で、朝鮮人学校閉鎖反対デモ。米軍出動で1600人以上逮捕 5/12 私立学校として再出発することで解決 【神戸事件】 |
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1948 | 5/1 | 海上保安庁設置 | |||||
1948 | 5/1 | 軽犯罪法公布 | 5/7 | 労働省が、年少労働者の就業制限など労働基準法の徹底化を通達 | 5/5 | 文部省、朝鮮学校を私立学校として認可 | |
1948 | 5/12 | 厚生省、児童福祉法に基づく「母子手帳」を配布 | |||||
1948 | 5/21 | 東京台東区で、ダンスホールのとりこになった女子高生(高3・17)らが、授業料や家の金、着物を持ち出して工面していたが、足らずに万引き。12人の女子学生を書類送検 | 5/18 | 千葉京成電車のストで、「登校できない」と立腹した高校生が、両親の前で服毒自殺 | |||
1948 | 5/25 | 警視庁が、物価統制令違反の疑いで昭和電工を取り調べる。 6/23 社長逮捕 【昭和電工疑獄事件】 |
5/25 | 東京都大田区で、野球用具欲しさに工場泥棒を働いていた2組の兄弟が捕まった。 1組は新制中学校生(中2・15)と小学生(小3・10)の兄弟で、ニュームくずを拾い集めていたがなかなか金にならず、メタル用合金を盗んだ。 もう1組は中学生(中2・15)と小学生(小6・12)の兄弟で鉄くずを盗んだ |
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1948 | 6/19 | 衆参両院で、教育勅語・軍人勅語・戊申勅語の失効排除決議成立 | 6/10 | 東京都、キャンプ、臨海学校の復活を決定 | |||
1948 | 6/24 | ソ連、ベルリンを全面封鎖(−1949/5/12) | 6/24 | 文部省、住宅難で校舎住まいの教師2千人を追い立てるための最後通告 | |||
1948 | 6/28 | 福井県でM7.3の地震。 死者3895人。家屋全壊3万5420戸、全焼396戸。 福井県の26町村が全滅 |
6/26 | 全国大学高専113校で、教育復興要求スト | |||
1948 | 6/29 | 三菱美唄炭鉱でガス爆発。死傷者21人 | 6/28 | 全国PTA協議会結成 | |||
1948 | 7/ | 検察官の不起訴処分が妥当かどうか、市民11人が審査する検察審査会制度がはじまる | 7/13 | 優生保護法公布。人工妊娠中絶の条件を緩和 | 7/10 | 教科書発行に関する臨時措置法公布 | |
1948 | 7/15 | GHQ、新聞・通信社の事前検閲を廃止し、事後検閲へ | 7/15 | 改正少年法公布。 1949/1/1 施行 20歳未満へ保護対象を延長。18歳未満の死刑廃止。処分決定は家裁で |
7/15 | 教育委員会法公布。 即日施行 |
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1948 | 7/20 | 政治資金規制法、医師法、優生保護法、教育委員会法、警職法、国民の祝日など公布 | |||||
1948 | 8/ | 日本脳炎患者、全国で1800人。内350人が死亡 | 8/2 | 東京都で、盗みをする小学生の子どもを両親がせっかんして死なせる | 8/ | 文部省、第1回教科書展示会開催 | |
1948 | 8/6 | 沖縄・伊江島の波止場で、米軍弾薬処理船内に積まれていた500キロの爆弾の山が崩れて、大爆発。 死者106人 |
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1948 | 8/13 | 大韓民国成立 | 8/13 | 初の高校野球大会、23校が参加 | |||
1948 | 8/23 | 新潟県で、新潟港開港80周年記念の花火見物で3千人余人が万代橋に押し寄せ、コンクリート製欄干が崩落。100人余りが信濃川に転落。死者・行方不明者22人、重軽傷者30人 | |||||
1948 | 8/28 | 米国で非米活動委の赤狩り開始 | 8/30 | 東京都北区の公立小学校の助教諭が、購入した家の代金に困って、学校のミシンや木炭、自転車などを盗んで転売 | |||
1948 | 9/9 | 朝鮮民主主義人民共和国成立 | |||||
1948 | 9/15 | アイオン台風、関東・東北地方に上陸。 死者・行方不明838人 |
9/18 | 全日本学生自治会総連合(全学連)結成大会。145校が加盟 | |||
1948 | 9/ | 京都女子専門学校で、教育復興学生大会に参加した学生11人全員に始末書提出を要求。拒否した学生2人に退学勧告 | |||||
1948 | 10/ | 東京の少年野球チームで、監督の少年(中2・16)が、練習中にエラーした少年をバットで殴ったうえ、100円から200円の罰金を徴収し逮捕される。また、少年は野球用品を買うと言ってナイフをちらつかせ、数名から1万円以上を脅し取っていた | 10/ | 「小学校学習指導要領」「中学校学習指導要領」を告示 | |||
1948 | 10/3 | 東京・八王子の少年院から浮浪児34人が集団脱走 | 10/5 | 都道府県5大市で初の教育委員選挙。 平均投票率56.5%。女性38人当選 |
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1948 | 10/4 | 里親等家庭養育運営要綱(里親制度発足) | |||||
1948 | 10/22 | 東京で、少年(16)が、隣人(24)が本の間に1万円を入れているのを知り、中退した中学校の実験室から青酸カリを盗み、それを酒ビンの中に混入して殺害。洋服代欲しさの犯行と自供 | |||||
1948 | 10/26 | 東京で、少年(17)が2人の明治大学生を誘い、墨田区の化粧品店に「化粧品の原料を世話する」と言って金を用意させて連れだし、バットで襲って現金を強奪。遊ぶ金欲しさの犯行と自供 | 10/30 | 文部省、高等学校用国定教科書「民主主義」発行 | |||
1948 | 11/5 | 浮浪児根絶対策要綱通達 | 11/1 | 公選制教育委員会発足。 46都道府県・5大市、任意設置市町村46(21市・16町・9村) |
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1948 | 11/12 | 極東国際軍事裁判で、戦犯25被告に有罪判決。 12/23 東条英機ら7人の絞首刑執行 |
11/13 | 東京の省線赤羽駅を根城とする少年ら29人が、窃盗・空き巣などでここ7ヶ月間に約1500万円を稼ぎ、逮捕された。少年らの大半が新制高校生や大学生で、得た金のほとんどをバクチに費やしていた | 11/12 | 文部省、小学校に5段階相対評価法採用を通達 | |
1948 | 11/29 | 静岡県幸浦村で、一家4人殺害強盗事件。 犯人逮捕。 後に冤罪と判明。 1960年まで冤罪事件多発 |
11/24 | 文部省、PTA参考規則を配布し結成促す | |||
1948 | 11/30 | 国家公務員法改正公布。 争議行為・サボタージュ行為・団体交渉権の禁止 |
11/30 | 東京大学で、職員間の給与格差問題から不正入学が発覚 【東大事件】 |
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1948 | 12/10 | 国連、「世界人権宣言」(第26条で受教育権をうたっている)を採択 | 12/6 | 福岡県大牟田市で、一家が夕食の雑炊を食べたところ、吐き気を催し、五女(11)と六女(6)が死亡。この雑炊を口にしなかった三女(15)が、日頃口やかましい母親を憎んでアヒ酸を混入、一家7人の皆殺しを図ったものと判明 | |||
1948 | 12/23 | 最高裁、親子関係設定意思のない養子縁組無効判決 | 12/22 | 法務庁、「児童懲戒権の限界について」を発表 | 19481222tsu | ||
1948 | 12/25 | 会津若松で、娘を2千円で売ったブローカー検挙 | |||||
1948 | 12/29 | 熊本県人吉市の祈祷師一家4人殺傷事件。 犯人逮捕。 後に冤罪と判明。 【免田事件】 |
12/29 | 児童福祉施設最低基準制定、施行 | |||
1949(昭和24)年 | |||||||
1949 | 1/1 | 新刑事訴訟法実施 | 1/ | 1948年より1989年にかけて、北関東・東北地方で、少年少女の人身売買事件続出 | |||
1949 | 1/1 | マッカーサー、国旗の自由使用を許可 | 1/1 | 東京・大阪女子少年院設立 | |||
1949 | 1/1 | 全国49都市に家庭裁判所設立 | |||||
1949 | 1/13 | 政府が「日の丸」配給と、「国民祝日の歌」の懸賞募集を決める | 1/15 | 初の成人の日 | 1/12 | 「教育公務員特例法」公布 | |
1949 | 1/17 | 山形労働基準局が、米沢市の女(38)が県内農村の子女2500人を1人2500円程度で売買したと摘発 | |||||
1949 | 1/26 | 奈良・法隆寺の金堂が火災で焼失 | 1/25 | 京都府下宇川村の橋上で、少年らが拾った手投げ弾で遊んでいたところ爆発。4人死亡。15人重軽傷 | |||
1949 | 1/31 | 新制大学・専門学校進学適性検査、全国一斉に実施 | |||||
1949 | 2/3 | 東京で、少年(18)が洋服店から服地を盗み出しているところを向かいの高校生に発見されて刺殺。少年は衣類専門に31件約50万円を稼いで遊興費に使っていた | 2/ | 文部省、学習指導要領に基づく単元学習について通牒 | |||
1949 | 2/9 | 文部省、「教科書用図書検定基準」告示 | |||||
1949 | 2/20 | 秋田県能代市の製樽工場から出火。強風で燃え広がり2239戸被災。3人死亡、874人負傷。 市長は「経済力の95%を失った」と話した |
2/ | 東京都神田街で、2/1から1か月間で、52人の生徒が万引きで検挙された。内訳は新制高校生・中学校生30人、小学生21人、その他1人。中流家庭の子どもが多かった | 2/21 | 公私立新制大学79校設置認可 | |
1949 | 2/24 | 東京少年監護所で、収容少年が放火。騒ぎに乗じて84人が脱走 | 2/25 | 高知県の中学生(中2)が子どもを出産。 県教育委員会が文部省に相談するが、「法規なし」と即答回避 |
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1949 | 2/31 | 新制大学、専門学校進学適性検査、全国一斉実施 | |||||
1949 | 3/1 | GHQ経済顧問ジョセフ=ドッジ、収支均衡予算編成を指示(ドッジライン実施要求)。 以後、不況深刻化 |
3/ | 東京都で、女子学童の頭髪にシラミが増え、DDT薬剤で駆除活動 | |||
1949 | 3/5 | 福島県東白川郡で、小学校の女子児童(小6・14)が12人の女子児童を従えて、同級生の女子児童2人(小6)を裏山に連れて行き、集団リンチ。 女子児童らはリーダーの名前をつけた「○○一家」と名乗り、同級生を脅してビー玉の賭け金を巻き上げ、マンガや菓子などを買っていた。逆らう女子児童には集団リンチを繰り返していた。リーダー格の女子児童は、奈良県から疎開してきた中流家庭。 13人を暴行恐喝容疑で家庭裁判所へ書類送致 |
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1949 | 3/10 | 福島県田村郡で、農業高校の男子生徒(高2・19)ら14人が同級生(高2・21)を神社に連れ出して殴る蹴るのリンチを加えて1週間の傷害を負わせて逃走。 1949/2/18 下級生(高1・19)にリンチを加えたことを同級生が教師に告げて停学になったことを逆恨みした犯行 |
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1949 | 3/17 | 東京で、少年2人(19,18)が主犯となる8人の少年窃盗団が、鎌倉の元侍従武官宅から衣類約50点約30万円を盗みだした他、新宿、神田方面で計400万円を稼いで豪遊する。少年たちの影に、前科5犯の盗品買い(50)がいた | 3/20 | 新潟県糸魚川の女子高校で、卒業式での校長からの賞状を生徒らが辞退。1年生も校長不信任と退場 | |||
1949 | 3/28 | 厚生省、ヒロポンを劇薬に指定 | 3/31 | 東京で、主犯の男(20)を中心に、小学生12人、中学生1人の計15名からなる窃盗団が、省電の材料置き場から保線用の銅板や銅線などを盗み、クズ屋で換金していたが、金の配分で親たちが口論したことから、犯行がばれる | |||
1949 | 3/31 | 新潟県名立町で、漂着機雷を処理中に爆発。見物人ら63人死亡、35人負傷、130戸破壊 | 3/31 | 千葉県で、古物商定員(18)が、ニセの宝くじを変造、5回で計3万1千円をだまし取った | |||
1949 | ラジオ普及台数778万台(全世帯の50%) | 4/1 | 新制大学スタート | ||||
1949 | 4/ | 国定教科書と併用して、検定教科書使用開始 | |||||
1949 | 4/4 | 西側12か国が北大西洋条約機構(NATO)に調印 | 4/ | 東京下町の子どもたちに、女の子を吊してリンチする「肉体の門」ごっこがはやる | 4/2 | 関東軍政部は教員の政治活動規制を教育委員会に指示 | |
1949 | 4/4 | 団体等規制令公布。 共産党など取り締まりのため構成員の登録・機関紙提出等を義務化 |
4/5 | 沖縄・伊江島で、玉城通仁くん(9)が、兄と一緒にカヤ刈り作業中、草むらにあった砲弾に鎌の先が触れて爆発。即死 | |||
1949 | 4/11 | ボーイスカウト復活。 神宮外苑でキャンプファイア |
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1949 | 4/23 | GHQが、1ドル=360円の単一為替レート設定を発表 | 4/25 | 東京都教育庁が、新制中学卒業生の学力ガタ落ちは教師の質の悪さも大きな原因と対策を発表 | |||
1949 | 5/6 | ドイツ連邦共和国(西ドイツ)臨時政府成立。 ドイツの分断決定 |
5/5 | 初の「子どもの日」 | 5/3 | 全学連、国立学校設置法・教育職員免許法等に反対。闘争宣言発表。 130校が同盟休校 |
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1949 | 5/25 | 東京で、少年19人(13-17)が5、6人が組となって、菓子や果物店など50軒を荒らしていた。 ある中学校では、クラスのほとんどがこの不良仲間だった。少年たちに狙われ続けた菓子店は閉店に追い込まれた |
5/31 | 国立学校設置法公布(新制大学69校を設置) | |||
1949 | 5/31 | 人権擁護委員法公布 | 5/31 | 文部省設置法公布。 教科書の編集は初等中等教育局、検定は管理局(教科書検定課)で行うことになる。 教職員免許法公布 |
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1949 | 6/1 | 郵政省・電気通信省・地方自治庁・総理府・国税庁など設置。日本国有鉄道・日本専売公社発足 | 6/1 | 保育所に給食開始 | 6/ | 教育刷新審議会令公布 | |
1949 | 6/9 | 兵庫県菅野村で、主婦が知人の女性を殺害し、放火。 死刑判決。戦後初の女性死刑囚 |
6/7 | 厚生省統計局、妊娠中絶が増え、出産率低下(出産千人に20人中絶)と発表 | 6/ | 教育刷新審議会設置。 (教育刷新委員会を改称) |
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1949 | 6/14 | 新潟県新発田市の市職員、保険金目当てに妻をヒ素で毒殺 | 6/8 | 東京都の麻薬係が学生9人を含む麻薬密売団32名を検挙 | 6/10 | 社会教育法公布 | |
1949 | 6/18 | 独占禁止法改正公布(制限条件緩和) | |||||
1949 | 6/24 | 優生保護法一部改正。 経済的理由の人工妊娠中絶を認める |
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1949 | 7/3 | 全日本労働組合連盟(全日労)結成 | 7/ | 文部大臣の諮問機関「教育課程審議会」設置。(以降、小中高等学校の教育課程の改訂について等答申を行う) | |||
1949 | 7/5 | 下山定則国鉄総裁が登庁の途中で消息を断つ。 7/6 常磐線の線路上で轢死体となって発見される 【下山事件】 |
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1949 | 7/15 | 東京・中央線三鷹駅で無人列車が暴走。駅近くの民家に飛び込み、6人死亡。重軽傷者17人 【三鷹事件】 |
7/19 | CIE顧問・イールズ、新潟大で「共産主義教授追放」を講演 【イールズ声明】 |
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1949 | 7/20 | 文部省が教員の政治活動範囲について通達 | |||||
1949 | 8/5 | 総同盟のILO参加決定 | 8/2 | 法務府、「生徒に対する体罰禁止に関する教師の心得」発表 | 19490802tsu | ||
1949 | 8/6 | 弘前大教授夫人殺害事件。犯人逮捕。 後に冤罪と判明 |
8/14 | 神奈川県小田原市で、浴場経営者が浴場をのぞかれるのを防ぐため自宅窓を塞いだことに腹を立て、無職・少年(19)が侵入。主人(45)、妻(43)、母親(81)、長女(19)の頭と首をナタでめったうちにし、次女(7)、長男(4)の首を肉切り包丁で切り、重傷の次女を除く5人を即死させた。 少年は自首。 1952/ 死刑確定囚として拘置所に収監。 サンフランシスコ講和条約終結に関して恩赦、無期懲役となる。 1970/3/ 18年目に仮出獄。 1984/7/8 男は53歳のとき、知り合いの少女2人(中2・13)(中3・14)を包丁でメッタ刺しにして重傷を負わせる |
8/ | 文部省、中学、高校の「生徒指導要録」制定 | |
1949 | 8/17 | 東北本線松川駅金谷川駅間で上り旅客列車が脱線転覆。乗務員3人死亡。 国鉄労組員9人と東芝労組11人を逮捕。 一審で5人に死刑、15人に無期を含む重罪判決。 1963/9/12 犯人らの当日のアリバイが記されたメモを検察側が押収し秘匿していたことが判明して、再上告判決で全員無罪。 その後、元被告と家族が国家賠償請求訴訟を起こす 【松川事件】 |
8/23 | 東京で、新制中学の少年(中3)が、遊ぶ金欲しさにタクシーを襲い、運転手は右首を刺され、左指4本と右指1本を切断されて重体 | 8/18 | 米・ロスアンゼルスで開催された全米水上選手権大会で日本大学の古橋広之進、世界新記録で優勝 | |
1949 | 8/31 | キティ台風、関東を襲う。 死者135人 |
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1949 | 9/1 | 天野貞祐文部大臣、教職員のレッドパージ実施を表明。 1979年秋−1950年春、全国で約1700人の「赤い教員」追放 |
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1949 | 9/22 | 富山県神通川で、同県北部各小中学校長・教頭ら150人が、地質研究会実地調査を行っている最中に、猪谷橋の吊り橋のボルトが折れ、33人が激流に転落。死者・行方不明者29人、4人が負傷 | |||||
1949 | 9/26 | 神奈川県教育委員会が、川崎で初の成人学校開設 | |||||
1949 | 9/27 | 神奈川県川崎市で、ラジオの組立部品欲しさに中学生が、待合いばかりを40回荒らし、1千万円相当の盗みを働く。 盗品の処分は一切せず、現金のみを使っていた |
9/28 | 全国教育長会議で赤い教員追放を決議 | |||
1949 | 10/1 | 中華人民共和国成立 | 10/2 | 東京で、ポンせんべい屋の三男(17)が、子どもを集めて花札をやり、常連の子ども6人から最高8千円を巻き上げていた。払えない子どもには、1時間200円で薪割りや水汲みなどの家業を手伝わせていた | 10/1 | 米軍に接収されていた慶應義塾大学の日吉校舎が返還される | |
1949 | 10/7 | ドイツ民主共和国(東独)成立 | 10/3 | 谷川岳の初雪で、工業専門学校の学生8人が遭難。6人が凍死 | |||
1949 | 10/17 | 東京で、夜の女との遊びを覚えた少年(16)が、金に詰まったため、4か月前から不良仲間に見張りをさせて、20歳前後の女性24人を襲っていた | |||||
1949 | 10/18 | 警視庁、少年ヒロポン患者取り締まりを命令。ヒロポンによる少年犯罪が激増 | 10/19 | 政府、朝鮮総連系朝鮮学校93校に閉鎖、245校に改組を命令。建物財産を接収 | |||
1949 | 10/22 | 全国大学教授連合がレッドパージに対し、「学問の自由を保障せよ」と声明 | |||||
1949 | 10/24 | 東京都が「赤い教員」追放を決め、個人調査を開始 | |||||
1949 | 10/29 | 親の失業が原因で、東京都の小中学校の長期欠席児童が、昨年の倍の4400人に達する | |||||
1949 | 11/3 | 湯川秀樹博士、中間子論でノーベル物理学賞 | 11/10 | 国警本部、チンピラ集団が増え、全国の不良団は675グループと発表 | 11/5 | 熊本県日奈久町海岸で、熊本県津盛村小学校修学旅行の遊覧船が転覆。児童22人(小5・小6)と教師1人、校医1人が死亡。 吉村教諭は6人を救助したあと力尽きて水死 |
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1949 | 11/12 | 東京で、人夫の少年2人(16,17)が、野球仲間の新聞配達の少年(18)に「日本野球でどこのチームが一番強いか」の話で、言い負かされたことを根に持ち、留守番中を狙ってメッタ切りにして殺害。白米2升と衣類6点を奪った | |
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1949 | 11/24 | 東京銀座の金融業・「光クラブ」経営の東大生・山崎晃嗣が資金繰りに失敗し、青酸カリ自殺 | 11/18 | 山形県の小学校で、予防点眼薬によって400名が結膜炎になる | |||
1949 | 12/3 | 東京都目黒の孤児収容所が全焼。児童5人死亡 | 12/13 | 都教育庁が「赤い教員」246人に対して退職勧告を行う | |||
1949 | 12/14 | 京都府物部村(現綾部市)の会社員山下周蔵さん宅で、妻・小梅さん(41)と長女(15)、次女(11)の母子3人が割り木で撲殺され、3000円が強奪される。 探偵小説マニアで、病欠中の少年(高2・17)を逮捕 |
12/15 | 「私立学校法」公布。 1950/3/15 施行 |
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1949 | 12/20 | 文部省が渡米留学合格者を発表。受験者5800人。合格者142人。内女性27人 | |||||
1949 | 12/26 | 身体障害者福祉法 | 12/28 | 福井県東蒲村で、漂着した機雷が爆発。近くの小学校が半壊 | |||
1950(昭和25)年 | |||||||
1950 | 1/6 | 静岡県二俣町で、一家4人殺害強盗事件。 犯人逮捕。 後に冤罪と判明 |
1/8 | 東大医学部助教授が、北陸線の車内で毒入りウイスキーを飲んで死亡。 同大学の助手(25)を逮捕。愛人の看護婦との関係を叱られたことを恨んでの犯行。 1審で無期懲役。控訴審で懲役15年 |
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1950 | 1/10 | 東京で、少年24人(10-17)が、「黒覆面団」と名乗り、80数件の窃盗を働いていた。メンバーには中高生ほか、小学生も加わっており、規則を破ったものにはリンチによる制裁を加えていた | |||||
1950 | 2/3 | 兵庫県伊丹市の県立伊丹高校で、男子生徒(高3・17)ら10数人が学校自治委員の男子生徒(高2・16)をラケットで殴る。翌日も集団で吊し上げた。 野球部員ら4人(高3)が煙草の常飲者として警察に取り調べられたのを、この生徒が密告したためと思い、報復したもの。 男子生徒は「死をもってあかしを立てる。上級生のボスの目に余る行為は学校当局も知りながら放任している。これを機会に安心して勉強出来る学校になることを確信する」などと遺書に書いて睡眠薬自殺を図ったが命を取りとめた。 2/6 生徒たちは集会を開き、加害者の寛大なる処置と、教師の責任追及を決議。学校は4人を無期停学とし、警察も2年生の男子生徒は密告していないという説明会を生徒に対して開いた |
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1950 | 2/9 | 米でマッカーシー旋風(赤狩り)始まる | 2/10 | 東京の小学校で、小4の1クラスから20人の万引き団が4人ずつグルーブになり、浅草の待合いや百貨店から20回窃盗を繰り返していた。 盗品はクラスで無料配布して団員を増やしていた |
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1950 | 2/14 | 中ソ友好同盟条約調印 | 2/17 | 東京で、小学生、中学生16人からなる窃盗団が、菓子や飲み物を買う金欲しさに、見張り、持ち出し、運搬係などを分担して、101件の犯行を重ねていた | 2/ | 東京都教育庁、教員246人のレッドパージを発表 | |
1950 | 2/28 | 香川県財田川村で、ヤミ米のブローカー殺害強盗事件。 犯人逮捕。後に冤罪と判明 |
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1950 | 3/15 | 世界平和擁護大会常任委、原爆の絶対禁止を求める「ストックホルム=アピール」発表(5億人が署名) | 3/13 | 東京で、結婚した実姉宅に泊まった工員(19)の弟が、物取り目的で、強盗に見せかけようと、かぎをあけて友人の工員(18)を招き入れたが、見つかって姉を絞殺 | 3/24 | 旧制高校最後の卒業式 | |
1950 | 3/27 | 東大で替え玉受験。 4人退学 |
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1950 | 4/2 | 北海道拓殖銀行美深支店に強盗。支店長一家4人と支店長代理夫婦に麻酔薬を注射して殺害 | 4/1 | 短期大学149校発足(内132校が私立) | |||
1950 | 4/13 | 熱海市大火。 全半焼1500戸。被災者4814人。 原因はタバコの火 |
4/16 | 埼玉県浦和で、少年(17)が年上の女性2人と共謀、保険勧誘員(49)を待ち伏せして絞殺。為替と自転車を盗り、死体を江戸川に投げ込んでいた | |||
1950 | 4/15 | 公職選挙法公布 5/1 施行 |
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1950 | 4/23 | 神奈川県の丹沢山中に、米軍のC54輸送機が墜落。35人死亡 | 4/22 | 日本戦没学生記念会(わだつみ会)が結成大会 | |||
1950 | 4/30 | 図書館法公布 | 4/30 | 中央青少年問題協議会令公布 | |||
1950 | 5/1 | 精神衛生法施行 | |||||
1950 | 5/4 | 生活保護法施行 | 5/3 | 東京都品川、目黒、渋谷で、1月以来、アベックの女性ばかり狙った連続殺人事件が4件発生。3人死亡、1人傷害。 元工員(19)を逮捕。 女性が倒れる姿に興奮して犯行に及んだと自供。 1958/12/ 精神異常を認められて無罪 |
5/2 | 東北大学生、イールズ氏の反共講演を阻止 |
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1950 | 5/ | 文化財保護法公布 | 5/ | 教科用図書検定調査審議会令公布 | |||
1950 | 5/10 | 東京で少女(19)が知り合いの少女(19)に「私は放送局に務めていて藤倉アナウンサーとも親しいから就職を世話しようと言って運動費2600円をだまし取る。さらに藤倉アナウンサーに会わせると言って少女の父親を呼び出し、待ちぼうけを食わせたあげく、おかげで担当の「二十の扉」に穴があき、クビになりそうだと脅して22万余円を巻き上げていた | 5/6 | 北海道大学で、イールズ氏が赤色教授追放演説。終了直前に混乱し、中止 | |||
1950 | 6/6 | GHQ、共産党委を公職追放 | 6/ | 教育課程審議会、小学校の教育課程の改善について答申 | |||
1950 | 6/8 | 群馬県碓氷峠の信越線熊ノ平駅で土砂崩れの復旧作業中に再び土砂崩れが発生。作業員が生き埋めとなり、50人死亡 | |||||
1950 | 6/18 | 朝鮮戦線に向かう途中の米軍輸送機が東京都小平市に墜落。129人死亡 | 6/10 | 東京都戸塚署は「娯楽的な学生集会でも禁止」と早大に通達 | |||
1950 | 6/25 | 朝鮮戦争勃発 | |||||
1950 | 6/29 | 朝鮮戦争で、福岡県など西日本各地に空襲警戒警報が発令される | |||||
1950 | 7/2 | 京都・金閣寺が青年僧侶・林承賢(大谷大学生1年・21)に放火され全焼。カルモチンを飲み、昏睡状態でいるところを逮捕。「美に対する嫉妬から」と供述。 7/3 母親が川へ投身自殺 |
7/1 | 和歌山県勝浦町王子浦海岸で、県立粉河高校の北林泰男くん(高3)ら4人が飛び降り自殺。 3人は文芸部で、1人は新聞部員。 共に「人間失格」著者の太宰治氏の大ファンだった |
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1950 | 7/11 | 福岡県小倉市の城野補給基地から武装米兵200〜250人が集団脱走。 翌日には全員逮捕。 朝鮮戦争の前線に送られる |
7/10 | 第1回渡米留学生63人出発。(中旬にかけて280人出発。志願者6947人) | |||
1950 | 7/27 | 広島県の長島沖で、漁船が機雷をロープで巻き上げ爆発。7隻を破壊し、46人死亡、15人重軽傷 | |||||
1950 | 7/30 | 新潟県柏崎市の花火工場で爆発。4棟が全壊。10人死亡 | |||||
1950 | 8/2 | 沖縄の読谷村上空を飛行中の米軍機からガソリン補助タンクが落下し、民家の庭先で爆発。1人死亡、3人が重軽傷 | 8/ | 第2次アメリカ教育使節団来日 | |||
1950 | 8/5 | 商品取引所法公布 8/20 施行 |
8/3 | 全国学生アルバイト対策協議会発足。 全国的にアルバイト情報を本部に集め、学生を援助 |
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1950 | 8/10 | マッカーサー指令により、警察予備隊令公布・施行(後の自衛隊)。 8/23 第1陣、約7000人入隊 |
8/ | 沖縄・読谷村喜名集落の民家に、パラシュート降下訓練中の米軍機から燃料タンクが落下。 知念洋子ちゃん(3)が片足を切断。その後、全身打撲で死亡 |
8/9 | 東京のデパートで、宇都宮で開かれた全国高校陸上選手権協議会の帰りの熊本の女生徒3人(高2)がセーターや靴下、ハーモニカを万引きして捕まる。 田舎では見られない陳列品につい手が出たという |
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1950 | 8/13 | 大分県の津久見港で、船幸丸が転覆。34人死亡 | 8/16 | 東京都内の日本脳炎患者234人。内61人が死亡。患者の8割が14歳未満 | 8/14 | 文部省、8大都市の小学校で9月からガリオア資金によるパン完全給食実施を発表 | |
1950 | 8/20 | 厚生省、エロ・グロの少年少女読物、紙芝居、オモチャなどの追放に乗り出す | |||||
1950 | 8/30 | 全学連緊急中央執行委員会が、反レッドパージ闘争宣言 | |||||
1950 | 9/2 | ジェーン台風、関西を襲う。火災で336名死亡 | 9/1 | 天野文相、教職員のレッド・パージ実施を言明 | |||
1950 | 9/10 | 東京都中野区の少年(高1・16)を4月から9月にかけて、4つの学校に放火した容疑で逮捕。父親が厳格で、成績もよかったが、7月に家出して金ほしさからの犯行と自供 | 9/ | パンの学校給食はじまる | |||
1950 | 9/13 | キジア台風(-9/15)。死者63人、全半壊7203戸。 山口県で岩国川が増水し、錦帯橋5つの太鼓橋のうち3つが流失 |
9/12 | 東京都八王子市の警察から、男子中学生がピストルを盗んで中学生を脅し、学用品や弁当を取り上げていた。 「映画の野良犬をみて、急に冒険がやりたくなった」と供述。 少年は豪農の三男で、学校は欠席しがちだった |
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1950 | 9/23 | 長野県の浅間山が噴火 | 9/22 | 日大の運転手・山際啓之(19)と日大大学教授令嬢の恋人(18)が同校の給料運搬車を呼び止めて同乗。運転手ら4人をナイフで脅し、職員給料191万3000円を強奪。 2日後逮捕。刑事から同行を求められた際、「オー、ミステーク」と二世を装おうとした。駆け落ちの金ほしさの犯行と供述 【オー・ミステイク事件】 |
9/22 | 第2次アメリカ教育使節団報告書。 教育投資、人的資源、民主教育の反共的役割など |
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1950 | 10/5 | 東京大学で、レッドパージ計画粉砕全学総決起大会開催 | |||||
1950 | 10/6 | 神奈川県横浜で高校生3人(15-16)が共同募金納金のあとの空き箱をつかって、募金をつのり約千円を山分けしていた | |||||
1950 | 10/7 | 高校で男子生徒(17)が、学校内でたばこを吸って3日間の停学処分。 わずかな金をもって家出した1週間後に競輪場内でアドルムを呑んで自殺しているのを発見 |
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1950 | 10/11 | 中央大学で、試験をボイコットした学生10人を処分 | |||||
1950 | 10/13 | 政府、1万90人の公職追放を解除。 以後、次々と解除される。 1952/4/28 講話発効で公職追放は失効 |
10/12 | 東京大学で、赤追放抗議集会を指導した大学生7人に退学、3人に停学処分 | |||
1950 | 10/14 | 茨城県麻生町の警部補の妻が、夫不在中にねこいらず入り饅頭を5人の子どもに無理やり食べさせ、「食べ方が遅い」と言って包丁で切りつけたりした。 自分も体を切って自殺 |
10/15 | 全国女子学生協議会関東支部の女子学生40人が、「純潔運動」を決議 | |||
1950 | 10/16 | 法政大学で学生31人を処分 | |||||
1950 | 10/17 | 文部省、学校の祝日に国旗掲揚、君が代斉唱をすすめる天野貞祐文相の談話を通達 | |||||
1950 | 10/17 | 早稲田大学で、赤追放反対の学生と警官が衝突。143人が送検される | |||||
1950 | 10/30 | 山口県小野田市の若沖炭坑で、坑内に海水侵入。32人死亡 | 10/22 | 京都大学で、スト責任学生4人を処分 | |||
1950 | 11/2 | 東京都足立区で女児(3)が行方不明になる。 11/8 遺体発見。 1951/1/31 電気溶解工・男(35)が自首。「かわいいので連れ歩いて、腰ひもで絞殺した」と自供。 少女にわいせつ行為をした前科があった。 精神鑑定の結果、心神喪失で無罪判決。松沢病院に入れられた |
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1950 | 11/5 | 民間産業の「赤色」追放。9611人に | 11/4 | 兵庫県神戸市永田署久保派出所で、靴の窃盗容疑で取調中の少年(中2・14)が、ピストルを奪って岡田貞一巡査(26)を射殺。 翌日、本人も近くのガード下で自殺 |
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1950 | 11/7 | 高知県の土讃線土佐山田駅発の大栃線国鉄バスが、香美郡美良布町で物部川に転落。33人死亡、21人が重傷、数人が軽傷。 この日は山田町の秋祭りで普段の倍近い乗客がおり、運転手も祭りの酒に酔っていたという証言があった |
11/7 | 天野貞祐文相、全国教育長会議において、「修身科の復活」と「国民実践要領」の必要を表明 | |||
1950 | 11/10 | テレビの実験放送開始 | 11/10 | 第2回教育委員選挙 既設教委の半数改選。15市任意新設。都道府県投票率52.8% |
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1950 | 11/15 | 政府機関の1171人をレッドパージ | |||||
1950 | 11/15 | 国鉄京都駅構内から出火。駅舎全焼 | 11/25 | 京都の立命館大学法学部1回生で、学友会計係の少年(19)が学友費91万円を押領。恋人(22)と久留米市に潜伏しているところを逮捕される | |||
1950 | 11/29 | 全国未亡人団体協議会結成 | 11/29 | 沖縄で、戦後初の全島校長会開催 | |||
1950 | 12/7 | 池田勇人蔵相が、国会で「貧乏人は麦を食え」と発言 | 12/4 | 東京大学評議会が戦没学生記念像の設置を拒否。 1953/12/8 立命館大学に設置される |
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1950 | 12/13 | 地方公務員法公布。 地方公務員の政治活動、争議行動の禁止。 1951/2/13 施行 |
12/13 | 地方公務員法公布。 公立学校教職員の政治的行為を禁止 |
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1950 | 12/18 | 埼玉県大宮市の東北本線踏切で、東武バスが上り列車と衝突。13人死亡。 踏切警手のミスが原因 |
12/20 | 岡山県岡山市西小松の県立聾学校から出火。小学生16人焼死。 宿直教師の失火が原因 |
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1950 | 12/18 | 北海道の小樽港から秋田県へ向っていた石炭貨物船「古城丸」が沈没。40人死亡 | |||||
1950 | 12/28 | 毒物及び劇物取締法施行 | 12/30 | 谷川岳で吹雪のため、佐野市佐野高坂山岳部が遭難。5人死亡。5人負傷 | |||
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